マイジャグラー5のぶどうは何ゲーム回せば設定判別に使えるのか

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  • マイジャグラー5

先に結論

  • 設定1と設定6のぶどう確率の差は、わずか4.2%しかありません
  • 1000ゲームでは、設定1の台でも27.5%の確率で設定6並みのぶどうが出ます
  • ぶどうは高設定を見つけるより、低設定を切るほうが早く効きます

ジャグラーを打っていると、ぶどうの数を数えている方は多いと思います。「今日はぶどうが軽いな」「そろそろ設定に期待していいかな」。私もずっとそうしてきました。

ただ、あるとき気になったんです。そのぶどう、何ゲーム回したうえでの話なんだろう。 同じ「ぶどうが軽い」でも、1000ゲームでの軽さと8000ゲームでの軽さは、意味がまるで違うはずです。

この記事では、マイジャグラー5のぶどう確率が、ゲーム数ごとにどこまで信用できるのかを計算していきます。結論から言うと、多くの方が思っているより弱い材料です。でも、使い方を変えるとしっかり役に立ちます。

そもそも、ぶどうの設定差はどれくらいあるのか

まずは基本のデータから見ていきましょう。マイジャグラー5のぶどう確率です。

設定 ぶどう確率
1 1/5.90
2 1/5.85
3 1/5.80
4 1/5.78
5 1/5.76
6 1/5.66

こうして並べると、設定1と設定6でずいぶん違うように見えるかもしれません。でも、実際の差はどれくらいでしょうか。

設定1は5.90ゲームに1回、設定6は5.66ゲームに1回です。この差は約4.2%。設定1で100回ぶどうを引くあいだに、設定6なら104回引く、ということになります。

1と6ですら、100回に対して4回の違いです。

そして設定4なら、100回に対してたった2回。設定2にいたっては、1回も違いません。

設定1で100回引くあいだに、それぞれの設定なら何回引くのか。並べるとこうなります。

設定 設定1が100回のとき
2 100.9回
3 101.7回
4 102.1回
5 102.4回
6 104.2回

さらに近い設定同士だと、もっと縮まります。

  • 設定3と設定4 → 100回に対して100.3回
  • 設定4と設定5 → 100回に対して100.3回

1000回引いて、ようやく3回の差です。

パチスロにはブレがあります。設定1の台でも、たまたまぶどうがよく引ける日はあります。この程度の差を、ブレの中から見つけ出さなければいけない。 それがぶどうによる設定判別の実態です。

序盤のぶどうは、思っている以上にあてになりません

では、実際にどれくらいブレるのか。分かりやすい形で計算してみました。

設定1の台を打っているのに、ぶどうが設定6の数値(1/5.66)よりも良く出てしまう確率です。

ゲーム数 設定6より良く出る確率
1,000G 27.5%
2,000G 19.3%
3,000G 14.2%
5,000G 8.8%
8,000G 4.4%
10,000G 2.9%

1000ゲームの時点で、27.5%。4回に1回以上の割合で、設定1の台が設定6以上のぶどうを出します。

これは、朝から打ち始めて2〜3時間くらいのことです。その時間帯に「ぶどうが1/5.6台だ、これは期待できる」と思ったとしても、その4回に1回以上は設定1だった、ということになります。

「ぶどうが軽い」と感じたときは、その数字が出るまでに何ゲーム回したかをセットで確認してください。ゲーム数が少ないほど、ブレの影響が大きくなります。

もちろん、これは「軽いぶどうに意味がない」という話ではありません。設定6のほうが軽く出やすいのは事実です。ただ、序盤の軽さは設定のせいなのか、ブレなのか区別がつかない、ということです。

3000ゲームまで回すと14.2%まで下がります。8000ゲーム、つまり1日しっかり回してようやく4.4%です。

設定1か6か、の二択でも8000ゲームで8割

もう少し踏み込んでみます。

条件をかなり甘くして、「この台は設定1か設定6のどちらかです。ぶどうだけを見て、どちらか当ててください」というクイズを考えます。設定2〜5は無いものとする、都合のいい設定です。

このとき、正しく当てられる確率がこちらです。当てずっぽうで答えても50%になるので、そこからどれだけ上積みできるかが見どころになります。

ゲーム数 正しく当てられる確率
1,000G 61.8%
2,000G 66.5%
3,000G 69.9%
5,000G 74.9%
8,000G 80.2%
10,000G 82.9%

1000ゲームでは61.8%。当てずっぽうより少しマシ、という程度です。

8000ゲームまで回して、ようやく80.2%。1日打ち切って、ようやく5回に4回当たるという水準です。しかもこれは「設定1か6のどちらか」と分かっている前提での数字なので、実戦よりずいぶん甘い条件になっています。

実際は六択なので、もっと厳しくなります

当然ですが、ホールの台には設定2も3も4も5もあります。設定1〜6の6つから正解を選ぶ、というのが本当の状況です。

この場合、当てずっぽうの正答率は16.7%(6分の1)になります。ぶどうだけを見て当てにいくと、こうなります。

ゲーム数 正しく当てられる確率
1,000G 20.7%
3,000G 23.6%
5,000G 25.5%
8,000G 27.8%
10,000G 29.1%

10000ゲーム回しても29.1%。当てずっぽうの16.7%からは上がっていますが、10回に3回しか当たらないわけです。

ここで、少し不思議な現象が起きます。設定ごとに正答率を分けてみると、こうなります(8000ゲーム時点)。

設定 当てられる確率
1 56.7%
2 14.1%
3 9.4%
4 5.9%
5 17.3%
6 63.6%

設定1と設定6はそこそこ当たるのに、真ん中がほとんど当たりません。設定4は5.9%です。

理由はシンプルです。設定4のぶどう確率1/5.78は、設定3の1/5.80とも設定5の1/5.76ともほとんど同じです。数字がぴったり設定4どおりに出たとしても、「設定3かもしれないし、設定5かもしれない」としか言えません。

一方、設定1と設定6は端っこにあります。設定1より重い設定はありませんし、設定6より軽い設定もありません。だから「かなり重い」「かなり軽い」という数字が出れば、端の設定だと判断しやすいわけです。

ぶどうで「設定4っぽい」と判断することは、原理的にできません。真ん中の設定を見分けたい場合は、ぶどう以外の材料が必要になります。

それでも、ぶどうには得意なことがあります

ここまで読むと、ぶどうを数える意味がないように思えるかもしれません。でも、そうではないんです。見方を反対にすると、ぶどうはかなり優秀な材料になります。

今度は「ぶどうが設定1どおり(1/5.90)のまま推移したとき、それでも設定6である可能性はどれくらい残っているか」を計算してみます。

ゲーム数 まだ設定6である可能性
1,000G 14.5%
2,000G 12.9%
3,000G 11.1%
5,000G 8.4%
8,000G 5.6%
10,000G 4.1%

8000ゲームで**5.6%**まで落ちます。

先ほど、8000ゲームで設定6を「当てられる」のは63.6%でした。同じ8000ゲームなのに、設定6を「否定できる」ほうは5.6%まで絞り込めています。

つまり、こういうことです。

  • ぶどうが軽い → 高設定かもしれない(言い切れない)
  • ぶどうが重い → 高設定ではないだろう(かなり言える)

同じデータなのに、片方向にだけ強く効きます。ぶどうは高設定を見つけるための道具ではなく、低設定を切るための道具だと考えると、うまく噛み合います。

じゃあ、どう使えばいいのか

以上をまとめると、実戦での付き合い方はこうなります。

1. 序盤の軽いぶどうで期待しすぎない

1000〜2000ゲームのぶどうは、設定よりブレの影響のほうが大きく出ます。軽ければ気分は良いですが、判断材料としてはまだ弱い段階です。

2. 重いぶどうが続いたら、早めに見切る材料になる

こちらは早く効きます。3000ゲームで設定1どおりの重さなら、設定6の可能性は11.1%まで落ちています。粘る理由を探すより、他の台を見に行ったほうが良いかもしれません。

3. 真ん中の設定は、ぶどうでは分からないと割り切る

設定3から5あたりは、ぶどうだけでは区別できません。REGの回数や他の小役と合わせて見る必要があります。

4. 単独ではなく、材料のひとつとして扱う

ぶどう単独では、1日打っても、当てずっぽうの10回に2回を、10回に3回にする程度です。ただし、他の材料と組み合わせれば精度は上がります。ぶどうは「決め手」ではなく「材料」だと思って使うのがちょうどいいはずです。

この記事の計算について

最後に、上の数字がどうやって出ているかを書いておきます。細かい話なので、興味のない方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

計算には二項分布というものを使っています。「決まった確率で当たるものを、決まった回数だけ試したとき、何回当たるか」を扱う計算方法です。コインを100回投げたら表が何回出るか、という話と同じ仕組みです。

前提として、次の2つを置いています。

  • ぶどうの抽選は毎ゲーム独立している。 前のゲームの結果が次のゲームに影響しない、ということです。パチスロの抽選は毎ゲーム独立しているので、これは実際の仕様どおりです
  • どの設定も同じ確率で使われている。 設定1から6まで、すべて6分の1ずつ入っているとして計算しています

2つめについては、実際のホールとは違うはずです。設定6が全体の6分の1も入っているお店は、そう多くありません。設定1が多いお店であれば、実際の正答率はこの記事の数字よりさらに下がります。この記事の数字は、現実よりやや甘めに出ていると思ってください。

また、ぶどう確率そのものの数値は、公表されている解析値を使用しています。